
ミュージカル座ハートスートラ公演、無事一回も稽古がストップすることもなく、誰一人欠けることなく、千秋楽まで終えることが出来ました。こんなことはミュージカル座でも本当に珍しいそうです。
本当に貴重で恵まれた時間だったな、と感謝の気持ちでいっぱいです…!
今回実は、いつの間にか長年の夢が叶っていたことが、あります。
それは稽古も後半、演出の梅さんが、作品の中で、一番盛り上がるシーン「無無無」(宝塚で言う中詰めのような場面)の稽古が終わった後に、
「この作品はやっぱりショーなんだな!って、 エンターテイメントなんだな!思った!」
だからもっとみんなこのシーンは『ショー』だと思ってやっていいよ!」「他の天女のシーンもショーだと思ってやって!」と仰って、天女役の私の心に熱く燃え上がるものがありました。
「ショー!?!!?ショーだと思ってやっていいの?!!」

その瞬間私の心がパァーっと明るくなりました!「そうか!そうだったのかぁ!」実は稽古中盤、ミュージカルと言っても、セリフはほとんどなく、セリフも全部歌で綴られていて、10役もの役で14回もの着替え…(早着替え含む)私の中で掴みきれてない部分があったのです!。
しかし、「ショー」と聞けば話しは簡単!。だってショーならシーンごとに役は変わるし、早着替えもあるし!💪

私はショーのような作品に出演することが、小さい頃から夢でした。なので、志望ジャンルはずっと「ミュージカル」でしたが、ショーのような作品が好きだったので、19歳の時に習ったミュージカル歌唱法の先生から、
「あなたがやりたいのは、本当にミュージカルなの?!」
とものすごく言われて、怒られて、
「はい!!!ミュージカルです!!!!!」
と私も引かずに言って、喧嘩のようになったこともあった。
21歳ぐらいになっても、ショーをやるにはどうしたらいいのか、ラスベガスに行くしかないのか、大阪や長崎や石川県に行くしかないのか、調べたり、迷ったりした時期もあった。
でも今図らずも(オーディションの時は参考映像もなく、分からなかったけれど)「ショー」の ような「ミュージカル」作品に巡り会えて、なんて自分は幸せ者なんだろう!と思いました…!
「私ってショーに出たいんだよね」
と18歳の時から、特にずっと人に言っていたからこんな作品に巡り会えたのかなぁ?とも思う。
当時は「そんなものやるとこないでしょ?!需要のない所目指しててもしょうがないでしょ!!」と周りの大人に言われたけど、今回こんな素敵な「ショー」に出ることができた!。
生きている間に「ショー」に出られて、(それもリフトまでさせて頂いて)たくさんの早着替えも経験させて頂いて、本当に幸せだった…!「ショーに出たい、という想いを捨てず、あきらめないで、歌とダンスを続けてきて、本当によかった…!。
とにかく言葉にして、行動に移すということが、大事なのかもしれないですね!←続く!
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